ヒトコブラクダ層ぜっと、フーガはユーガ

ヒトコブラクダ層ぜっと」は特殊能力をもつ三つ子の話。「フーガはユーガ」は特殊能力を持つ双子の話。

前者も、後者も主人公たちは家庭的には恵まれていない。でも、前者は超人的なものに救われ、後者は自力でなんとか。。。どちらも一人は大学へ行くが、中退。いや三つ子は大学院中退か?

両方ともある意味ハッピーエンドなんだろうが、後者は寂しい気持ちが残る。

 

この二つの話を連続で読むなんて、なんていう偶然だろうか。両方ともあらすじを知らずに本屋で手に取ったものだったが、少し設定が似てたなあ。話は全然違ったけれど。個人的には、万城目ワールドのほうが、はっちゃけてて好き。伊坂幸太郎氏の小説はよく読むけれど、暴力描写が多いので、そういう部分は飛ばしてしまう。